CONCEPT

「伊勢国一の鳥居」を有し、伊勢国の玄関口、交通の要衝として時を刻んできた桑名。
ここには尾張国と伊勢国を結ぶ東海道五十三次で唯一の海上路があり、その距離が七里(約28キロ)であったことから「七里の渡し」と呼ばれていました。

CASA WATARIの名は、江戸時代より多くの旅人たちが集い、行き交ったこの「七里の渡し」にちなんだものです。
はじまりは、曽祖父が桑名の名勝・六華苑(旧諸戸清六邸)を築いた諸戸家より譲り受けた明治時代です。
明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を経て、築130年にもなります。
このたび創建以来初となる大規模なリノベーションによって、六華苑の北にひっそりと佇むスモールラグジュアリーな空間に生まれ変わりました。

 この地と家の歴史に思いを馳せて、

人と人、場所と場所、時代と時代を渡し続けながら、素敵な偶然(セレンディピティ)を創出する古民家宿でありたい

という想いを込めて、次世代までこの遺産を大切に引き継ぎます。

番頭(Successor)